2010.06.26 PM15:30 受賞式・・・初の3冠

新潟市民プラザは可動式の施設。ステージと客席がせり上がり、劇場スタイルの授賞式会場が整えられました。かつてないフォーマルな雰囲気の中、FM-KENT0ナビゲーター逸見覚さんの司会でテンポよく式典は進められました。

■番場NADC会長挨拶(要約)
「NADCも早いもので4年目。中堅・若手会員が積極的に活動するようになり、本物になってきました。経済状況はまだ厳しいですが、みなさんのチカラが当クラブの活動を通してさらに強くなることを祈ります」

■来賓祝辞(要約)
新潟市長代理 新潟市文化観光スポーツ部 部長 小黒和弘様
「NADCは若い人たちが夢を持ちながら競い合い、伸びていくという意義あるクラブだと思います。新潟市も芸術文化の街づくりを進めています。ぜひみなさんにも積極的に参加していただきたいと思います」

長岡造形大学 学長 上山良子様
「中国総領事館が置かれるなど、新潟では新たな動きがはじまっています。アートディレクターは、タテのものをヨコに、ヨコのものをタテにと、あらゆる分野をつなぐ仕事。新潟にある資源を活かし、広く発信してください」

 

新潟広告協会 事務局長 外山洋一様
「アートディレクターの仕事の大変さをあらためて感じました。日本全体の広告費は減少していますが、『世の中の元気は、広告の元気から』だと思います。多くの人を元気にする広告がどんどん増えることを祈ります」

審査員の先生方の紹介に続き、いよいよ受賞作品の発表へ。まずは部門賞と会員審査賞が発表され、番場会長から賞状が授与されました。

[部門賞]
A:ポスター
「闘牛を見守る男達」星野智世

B:新聞広告・雑誌広告
「夢見る力」安藤裕司

C:ジェネラルグラフィックス
「JFWのオープニングパーティー招待状」白井剛暁

D:ブック・エディトリアル
「GRAPHIC DESIGN WORKS 2009-2010」五十嵐寛之

E:CI・シンボル・ロゴ・キャラクター
「奥山建築事務所C.I」小林絵里子

F:パッケージ
「WEDDING DVD」石川竜太

G:WEB・インタラクティブ
「うでたて道場」栃倉淳子 佐藤正和

H:TVCM・映像・モーショングラフィック
「isen.co.jp オープニング映像」野口総男

I:環境・空間・サイン・ディスプレイ
「長岡造形大学卒業修了研究展のサイン」吉川賢一郎

[会員審査賞]
「住まいnet新潟vol.8ポスター」安藤裕司 五十嵐祐太

続いて「審査員特別賞」の発表。各審査員から賞状が授与され、受賞のポイントについてコメントしていただきました。

[青葉益輝賞]
「JIN」石川経治
青葉先生「赤ちゃんの名前と生まれた時間・体重をデザインして手ぬぐいにするという洒落たアイデア。一般の方にもデザインが広がる可能性を感じました」

[新村則人賞]
「CLOUD」丸山建
新村先生「私はきれいな作品、アイデアがある作品、コツコツしっかりやっている作品が大好きなのですが、この作品はすべてに当てはまりました。コンセプトもしっかりしています」

[内藤昇賞]
「雪男」山賀慶太
内藤先生「雪男のネーミングとユーモラスなイラストがマッチしていて、気に入りました。新潟ならではのパッケージになっていくと思い、選びました」

[岡田善敬賞]
「LOLO ロゴ」西村隆之
岡田先生「1010をひっくり返したようなデザイン。ちょっとアクセントを付けただけでロゴとして成立させたところに惹かれました」

続いて、60作品による最終投票のデッドヒートを勝ち上がった6作品、「新潟ADC賞」の発表。内藤先生、岡田先生からトロフィーが授与されました。

[新潟ADC賞]
「住まいnet新潟ポスター」安藤裕司

「ADA NATURE AQUARIUM GOODS-01」市川亮

「商品パンフレット、七尾屋ショップカード」本間航

「2010カレンダー」山本拓志

「表札」涌井明人

「食の新潟国際賞」関谷隆

そして、最終審査で高得点をたたき出した3作品、「準グランプリ」が発表され、ひときわ大きな拍手の中、新村先生からトロフィーが授与されました。

[新潟ADC賞 準グランプリ]
「en結婚式ギフト用パッケージ」西村隆行
受賞の言葉「ぽっと出が受賞してすみません(笑)。グランプリが取れなかったので、また頑張ります」

「越路ホタルの会」丸山建
受賞の言葉 「うちの会社ネオスは、仕事を任せてくれます。自由に追求できる環境です。いいものが作れて賞をもらい、本当に感謝しています」

「VISIONARビル」渡辺真一
受賞の言葉 「いろんな人に協力してもらえなければ、出品できませんでした。自分だけの力じゃないと感謝しています」